「100人の身体には100通りの施しを」という言葉がありました。
七年前、創業の時に書いたこのフレーズなのですが、最近この言葉がよくリバイバルしています。
技術を下ろす機会がある度に、この言葉がリバイバルします。
「整体の手技にマニュアルがあってはいけない」というなんとも厨二病っぽいことを言い続けてきました。
100人いれば100通りのコリや歪みがあり、
それをひとつのマニュアルでシューティングすることは決してできないからです。
解剖学や生理学には、あらかた正解があります。
しかし施術には、正解などありません。
学問から学び、それを基に現場でその都度の正解を探し続けるもの。
ciqkには学術書はありますが、マニュアルはありません。
正解のないものに正解をつくることは、極めて不正解なことなのです。
というのも、
先日リッツカールトンの本を読んでいまして、
同じようなことが書いてあり嬉しく思いました。
リッツカールトンの言葉を借りると、
インディビジュアライゼーション“individualization”。
独立性、個別性です。
「個」の時代。
施術者が「個」であると同時にお客様も「個」であります。
お客様をお客様という大きな括りに包むことなく、
ひとりひとり“個別に”施術し、接客する。
コピーアンドペーストのサービスは安く出したものが勝ちます。
しかし、個別にカスタマイズされたサービスは唯一無二であり、他の追従を許しません。
我々は個であり人であり、お客様も個であり人であります。
マッサージ機に座るような、一辺倒の施術をしていて良い訳がないのです。
ciqkでは、どこよりもパーソナルに。
インデビジュアルに。
お客様ひとりひとりそれぞれの異なる掛け替えのない身体に、
最(も)適(した)な施しを提案して参る姿勢を崩すことなく、毎日の現場に取り組んでおります。



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