「健康的に痩せる」というのは、昨今の業界のブームみたいなところもあって。
少し前までだと某社がバズったように「とにかくめちゃ痩せる」でしたが、
それは不健康だろうと健康への意識向上も相まって「健康的に痩せる」が流行ってきたわけですね。
我々も健康産業に従事する者ですから、この「健康的に」というフレーズには肯定的であるわけです。
でも、少し考えたらわかるんですが、
「人が無理して痩せていっている時に健康的であるはずがない」んですよね。
これ、見落としがち、というかスポイルされている節も、あります。
文字数制限があるのでプロセスは省いて結論だけ言いますが、
「健康になる、その結果、痩せる」が僕のファイナルアンサーです。
これ、逆もあるんですよ。
「健康になる、その結果、太る」
適正体重という陳腐な言葉もありますが、
自分が健康的でいるための理想的な筋肉量、体脂肪量のバランスがあるわけですね。
で、それより過多の人は健康になれば痩せますし、不足の人は、太るわけです。
でね、ここからが本題なんですが、
ダイエットしたい人は、美しい身体を目指しています。
美しい身体になりたいけど食事制限は不健康?
この矛盾は、絶対に解けますよ。
不健康な身体が美しいはずがないんです。
もし、それが美しいと感じるなら、
もしかすると感性が病んでいるのかもしれません。
身体に対する美学は本当に様々とあります。
どう見ても美しくない身体を見て、こうなりたいと仰る方もいます。
でもそれはほぼ不可能で、より自己肯定感を下げ、より感性は病みます。
「健康に美しく在りたいなら、まず感性を健康に維持してほしい」と僕は思います。
感性の健康とは、何にも傾倒しないこと。
例えば。
ここに一輪の、変わった色の切り花があります。

どうでしょうか。
ある人(34歳男性某サロン経営)はそれを「綺麗だ」と思い、母の日に贈りました。
でもある人(母)はそれを「不自然だ」と言いました。
母は、紛れもなく健康で美しく、
感性を健康に保つということはそういうことで、
その感性が本当に美しい身体をつくり、美しい心を育み、
美しい人生を奏でていくことではないでしょうか。



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