先日、8月31日をもって、正式に CONDITIONING SALON SERENESSE を退職してまいりました。
予告どおり、最後の一週間は施術以外の仕事はすべて放棄して燃え尽きたため、
9月は初日からなかなか大変なことになっておりますが、
全く後悔はありません。笑
ただひとつ、
8月の後半、とくに最後の一週間は、
お恥ずかしながら大変乱れておりました(笑)ため、
同僚にも迷惑をかけ、
お客さまにも、いつも通りの接客、施術ができていなかったかもしれないと、
今更冷静になって思い返しています。
まだまだ未熟です。痛感しました。
SERENESSEで、3年と7ヶ月を勤めました。
ほとんど未経験と変わらない状態で入社してから、独立まで。
振り返ってみると、只々がむしゃらに駆け上ってきたという感じがしています。
入社のころは、解剖学のいろはから始まり、
心理学や東洋医学をとにかく勉強してみたり。
いろんなスタッフやモニターをつかまえてきては臨床したり。
母指の筋トレをしたり。
お客さまとの会話の引き出しを増やすために、
いろんな新聞や雑誌を読みあさっていた時期もありました。
(懐かしい…。)
今の後輩たちと比べてみても、僕は決して優秀な方ではなかったと思います。
たくさんのお客さまにご指名を頂けるようになったのも、
本当に最近のことです。
上京して、はじめてこの業界に入った時のきっかけは、
まさによくある、「なんとなくたのしそう」でした。
どうしてこの仕事を続けているのかもよくわからず、
一度現場を離れたこともありました。
それでもなぜか復帰して、
安い給料でがむしゃらに働いてきたのか。
最後の日、最後のお客様を見送った時、
ようやくはっきりわかった気がしました。
今も昔も、いろいろなことがあるたび、一喜一憂しています。
そのことが少し、恥ずかしく思ったりするので、
あまり表情や言葉には、表わさないようにもしています。
誰だって、
いろいろなことで疲れてしまったり、傷ついてしまったりするけど、
誰だって、
少しでも、笑って暮らしていたいものです。
だからきっと誰もが、毎日、
傍らにいる誰かや、メディアを通した誰かに、笑顔を分けて、与えてもらって、
なんとか顔を上げて、過ごしているのだと思います。
僕も、その典型です。
ご存知の方も多いですが、
僕には誰かに笑顔を分け与えられるような、
POWERもなければ、明るさもありません。
だからせめて、なにをすれば、
僕にも、誰かを笑顔にすることができるか、
考えて、考えてもできそうにもなくて、
音楽をつくったり、肩を揉んだりツボを押したり、
してきたのだろうと思います。
少しずつ、SERENESSEでそれが形になって、できてきたときに、
朝、出勤して、
今日も誰かの笑顔を見られると思うと、
見る前から、
僕の方が、笑顔になれました。
今までも、これからも、
この仕事をやめられない最大の理由だと、
確信しています。
そして同時に、
僕は、この仕事を辞めてはいけないと、
自尊しています。
たくさんの心の財産を、
与えてくれた東京のお客さまとSERENESSEへ。
今一度、厚くお礼を申し上げます。
CONDITIONING SALON SERENESSE 横井 健人

東京で、みなさまが育ててくれたものが、
必ずまた別の場所で、いろいろな新しい笑顔を、
開花させてくれます。
希望と感謝をこめて。
BLOSSOM CONDITIONING SALON 代表 横井 健人


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