【手記】リラクゼーション《開業4ヶ月目・月商120万》男ひとりぼっちサロンの逆襲。


早いもので。

2015年10月1日に「blossom conditioning salon」をオープンして、
もう4ヶ月が過ぎました。



オープンまでは二転三転、いろいろなことがありましたが、
走り出してからは、本当に、あっという間に、ここまで来たという感じです。


顧客ゼロの開店から。

オープン最初の二週間で、来客、名。


キリキリと胃痛に悩ませれながらも策を弄し、
月を追う毎、売り上げが倍々となり、

先月、オープン4ヶ月目、
2016年1月の月商で120万超、達成することができました。



手技系のリラクゼーション店では一般的に、
セラピスト一人当たりの月商で、およそ平均50万〜80万、

100万売れる店舗はかなり稀であり、
増員や展開のひとつの基準となっています。

(僕自身、フットセラピー時代で最高80万、SERENESSE時代で最高70万程度です。)


まぁ定休日がないので若干ズルではあります(笑)が、
僕にとって、最初の、ひとつめの「成功」と言ってもいいかなと。

自身の備忘録も兼ねて、少し書いておこうと思います。



予想通り襲いかかってくれた「男ひとりぼっちサロン」の宿命。

ホットペッパービューティーの統計のひとつに、
PV(ページビュー)
と、ACR(アクションレート)
というものがあります。 

PVとは、
その名の通り、そのサロンページを見た延べ人数。(知ってる方も多いですね。)

ACRとは、
ページを見た人の中で、予約完了までの手続きを踏んだ人の割合を指します。



それぞれ、同エリア同プランでの平均値が出てくるわけですが、
blossomの数値は開店当初から、

PVでは平均値の二倍以上
ACRは平均値の五分の一以下



これは4か月経った今でもあまり変わっていません。


つまり、
とても多くの人の興味を惹いているけど、実際に行ってみるという人はかなり少ない

というかなり偏った状況にあるわけで。

ホットペッパーの担当者も首をかしげるほど、変な数値です。笑


空きはあるし、価格もある程度は合わせている。
やはりこれぞ男ひとりぼっちサロンの宿命
かと…。


当然、実際の予約数も平均値の半分程度。

たとえすべての新規を拾えたとしても、
利益が出るのには一年近くかかりそうなスピード感でした。


こうなってくると打てる策はひとつ。

価格を完全に破壊してみる。

まぁ「してみる」というよりは、その時は「するしかない」という感じでしたけど。笑

やはり躊躇いもありましたが、あるキレキレな方
がこんなアドバイスをくれて。

ブランディングって、本当は、狙ってつくっていくものじゃない。
いいものを提供し続けているところには、気づけば、ブランドが、出来上がるもの。

 
こういうキザなセリフには簡単に心打たれます。


言った本人はあんまり覚えてないと思うけど、
僕の中では、かなり深く入ってきた言葉でした。 


躊躇いもなく、

まずこちら。










このキャプ画は最近のものなので値上がりしていますが、

当初、
100分・2,480円・80%オフ

というなんとも暴力的なプランで打ち出しました。


まぁ予約、殺到です。

当たり前です。 



予約表は一気に埋まりますが、このままでは当然利益は出ません。

価格を破壊すれば、お客さまの質もモチベーションも大きく下がります。


ここから、破壊したものを立て直す作業に移るわけですが、
正直これは、案外すんなり進められました。


一にも二にも、リピート率。

リラクゼーションサロンの新規リピートの平均値は、
諸説ありますが、大体30〜40%くらいかと僕は感じます。

グルーポンなどフラッシュマーケットでは、10%あれば大成功と言われています。


起点毎にリピート率の集計を出してみました。




 
これについては、まさに。

『男ひとりぼっちサロンの逆襲』

勤めていた頃はリピート率までは出していなかったので数値はわかりませんが、
その頃よりも上がっているのは明らか。

これが唯一の、「ひとりぼっちサロン」の強みです。



いろいろな意味で、こちら側に「ブレ」が無いと、
お客さまにも「ブレ」が生まれづらい環境になる。



これは、やってみて初めて気付きました。



ちなみに、二回目以降の割引は基本的には行っていませんが、
店頭予約には必ずなにかしら特典をつけています。


これがあるかないかで、数字的にもかなり変わってくると思います。
またの機会に少し掘って書きます。 



回数券については、この状況下ではとにかく売れればいいというものでもないので、
「その場の瞬発力」に委ねています。


ポストペイドにすべきお客さまと、プリペイドにすべきお客さまを、切り分ける
という視点は、少なからず必要であると考えています。





ひとりぼっちサロン。やめます。

いろいろと調子のいいことを書きましたが、
正直、少し限界を超えています。笑


ひとりぼっちを続けても、これ以上上がることはまず無く、
下がる可能性も十分にあるので、

求人、始めています。


春が繁忙期になることはほぼ間違いありません。

それまでに良き出逢いがあることを、祈るばかりです。



でもいつか、現場を引退する直前の頃には、

もう一度まったりと「ひとりぼっちサロン」
やってみたいなと、思ったりもしています。



将来に悔いを、残さぬよう、

今できることはひとつも溢さず、やり遂げようと思います。



また近況、報告していきます!


 

コメント

タイトルとURLをコピーしました